大塚家具【8186】の株の今後は買いの一択か?ヤマダ電機の子会社としてシナジー効果で伸び代に期待!

大塚家具といえば、創業者である大塚勝久氏と娘の大塚久美子氏によるドロドロのお家騒動がTVや週刊誌などのメディアを賑わせた事が記憶に新しいと思います。

韓国ドラマのような展開と久美子氏が美人で絵になるという事もあいまって、世間の注目を大きく集めましたよね。

 

未だに大塚家具といえば、父娘の親子ゲンカというイメージを持っている人は多いと思いますが、実は大塚家具は現在ヤマダ電機で知られるヤマダホールディングス【9831】の子会社になっており、久美子社長も退任しています。

 

大塚家具は倒産寸前と言われ、株価も100円台の低位に沈んでいますが、筆者はヤマダ電機の資本力と、シナジー効果によって大塚家具の黒字化→業績回復による株価上昇を予測しています。

 

今回はその理由について解説していきます。

 

ヤマダホールディングス【9831】による大塚家具【8186】買収までの経緯

ブランドイメージ低下、久美子社長の低価格戦略による赤字転落

まず、最初に触れたお家騒動で大塚家具のブランドイメージは大きく低下しました。

 

さらに久美子社長が高級家具からの路線変更を目指し、低価格・中価格帯のよりカジュアルな家具の販売を推し進めた事が裏目に出て、売上は悪化し、大量の在庫を抱える苦しい展開に。

その後も業績を回復させられず大きな赤字に転落してしまったのです。

 

ヤマダホールディングスの三嶋恒夫社長は当時、大塚家具の低価格帯への路線変更に「何故、わざわざニトリと競合する方へ降りていくのか・・・。」と歯がゆい思いだったそうです。

この指摘は実に的を得ていますよね。

 

経営危機に陥った大塚家具は複数社に資金提携を打診

赤字に転落し、経営危機に陥った大塚家具は1社の小会社化ではなく、複数社に資本提携をしてもらう事で財務の改善を模索しました。

1社で51%以上の株式を保有されると事実上、経営権を奪われてしまうため、株を20%ずつを3社が持ち合うような形で買収を避ける形を取りたかったという事です。

結果的に親子で同族経営をしてきたわけなので、経営権を奪われるという事は避けたいという考えが強かったのだと思います。

 

結果的にヤマダホールディングス1社が買収する形に

この金策はうまくいかず、結局ヤマダホールディングスが1社で大塚家具を買収する形となりました。

これで事実上、大塚家具はヤマダホールディングス傘下の小会社になったという事です。

 

久美子社長は結果が出せず、ヤマダの三嶋恒夫社長が大塚家具の社長に就任

ヤマダホールディングスの三嶋恒夫社長は「久美子氏にチャンスを与えないといけない」と発言し、久美子氏を大塚家具の社長に留任させます。

ですが、久美子社長は結果を出せませんでした。

最終的に久美子社長は退任に追い込まれ、ヤマダの三嶋恒夫社長が大塚家具の社長を兼任する事で決着しました。

 

ヤマダ電機のコンセプトは「暮らしまるごと」

ヤマダ電機は2011年に注文住宅のSXL(エスバイエル)を買収し、その後ヤマダホームズというブランド名に変更しています。

消費者のニーズが多様化する中で、従来通り家電を販売しているだけでは生き残れないと判断したヤマダ電機が掲げているコンセプトは「暮らしまるごと」

 

ヤマダ電機の大塚家具買収は「家」×「家電」×「家具」の暮らしまるごとを実現するにあたり必要なピースを埋める意味だったことがわかります。

 

大塚家具が受けられるヤマダ電機のシナジー効果とは?

ヤマダ電機で家電と家具のセット販売

最近CMやyoutube項目も始まったので御存知の通りだと思いますが、ヤマダ電機での大塚家具の家具販売が始まっています。

ただ家電コーナーがあるというだけでなく、インテリアコーディネートと家具が一体となって展示されるスペースも有るなど、暮らしまるごと提案というイメージでの展開です。

大塚家具としてはヤマダ電機に家具を卸す形になるわけなので、当然、ヤマダ電機で家具が売れれば大塚家具の利益も伸びます。

 

大塚家具でもヤマダ電機の家電を販売

当然、大塚家具側でもヤマダ電機の家電をセット販売しています。

大塚家具とヤマダ電機のコラボフロアを設けている店舗も複数あるなど、双方に販売窓口が広がり、異なるターゲット層にアプローチできるというメリットがあります。

もちろん、家電販売の利幅による単純な売上アップという効果もあります。

 

在庫ロスの減少

2021年2月初旬に、在庫整理のため大塚家具は「たな卸資産評価損」を次期の決算に反映する(※予測に反映済み)と発表しましたが、ヤマダ電機とのコラボが進むと販売窓口が広がりますし、商品の絞り込み・効率化を行っていくことで、長い目で見ると在庫ロスの減少が見込めます。

この当たりはマーケティング力にもよりますが、マーケティングという面でもヤマダ電機と協力して分析していけるというのは強みになります。

 

ヤマダホームズのお客様にも大塚家具を提案可能

ヤマダ電機の傘下にはヤマダホームズ(元エス・バイ・エル)もあります。

筆者が大塚家具のIRに電話がけして、総務の方とお話した際には、ヤマダホームズのショールームが大塚家具のインテリアでコーディネートされている状態にはまだ無いという事でしたが、ヤマダホームズを購入したお客様に家具の提案をする事はもちろん可能という回答でした。

「暮らし」というテーマでグループ全体がまとまっているので、他の子会社とのシナジー効果も期待できるというわけです。

 

大塚家具の黒字化は近い!株価の今後にも期待

大塚家具が発表した「2021年4月期 第2四半期決算説明資料」ではヤマダ電機の家電販売による売上が右肩上がりに推移している事がわかります。

また、大塚家具のECサイトでの売上も伸びが予想されています。

赤字転落からの盛り返しの今の時期にわざわざ「たな卸資産評価損」を計上するという事は、全体が上向きなのでこのタイミングでも問題ないという判断のようにも感じられます。

 

大塚家具での家電販売での売上アップ、ECでの売上アップ、前述のシナジー効果。

こういった要素を合わせて考えると、大塚家具の黒字化、その後のさらなる売上げアップにも期待が持てます。

 

ヤマダ電機の大量出店が大塚家具の追い風に!

2021年2月初旬には「ヤマダ電機が郊外に大量出店。5年で150店:1000億円投資」というニュースが出ましたよね。

出店戦略に慎重だったヤマダ電機が一気に勝負をかけるわけですから、勝機アリ!と見ての投資のはずです。

 

当然、郊外店舗でも大塚家具の商品がセット展示・販売されるわけなので、大塚家具の売上は大きく伸びることが期待できます。

 

大塚家具としては、「店舗を建設するという大きな投資をせずに、売り場が大量に確保できる」

これほど、ありがたい事はありません。

 

もちろん大塚家具の専門販売員、インテリアコーディネーターをヤマダの新店舗に派遣するなど、人員協力はもちろん必要ですが、それ以上の恩恵を受けられるのは間違い有りません。

 

まとめ

以上の理由から、ヤマダホールディングスとのシナジー効果により、大塚家具の黒字化、さらなる売上アップはかなり期待値が高いと予想しています。

株はまだまだ低位にありますので伸び代は大きいですね。

筆者としては買いの一択ですが、あくまで投資は自己判断・自己責任ですので、ぜひご自身でも分析してみて下さい。

銘柄分析

Posted by Kenji