株の初心者は指値を使いがち。だけど、これが負けの元。

2021年2月26日


みなさんは株の注文で指値を使っているでしょうか?
実は株で勝ち続けている人は、長期目線の投資家でもデイトレーダーでも、あまり指値注文は使いません。
成買、成売での注文がほとんどです。
 
使うとしても、寄り付き直後の迷い足を安くで拾うか、1円の値幅で利益が大きく変わる100円以下の超低位株などですね。
この事実を受け止め、理解するだけでも、大きく視野が広がると思います。
 

株の初心者の心理と値ごろ買い

株の初心者の心理は
 
・上がると怖い⇒もう下がるんじゃないか?
・下がると怖い⇒もっと下がるんじゃないか?
 
という感じになりがちです。
 
そのため、早めに利益を確定し過ぎたり、少しの含み損でロスカットしてしまったりします。
少しの値動きにメンタルを揺さぶられ過ぎて悪い結果にたどり着いてしまう人が多いという事ですね。
 
なので、値ごろ感を気にして取引をする人が多いというのが株初心者の特徴です。
 
この値段ならお手頃だから買いたい!と価格を指定して注文を出し順番を待つ。
こういうスタイルが非常に多いです。
 

株初心者は成り行き注文が怖い。損に感じる

初心者の方は「成り行き注文が怖い。損に感じる」という方が多いのではないでしょうか?
出来高(取引量)が多い株で、現在の株価が1000円の場合、多いパターンは
 

売り注文 買い注文
1002円 1500株
1001円 800株
999円 500株
998円 1200株
997円 1800株

 
こういう感じで1000円を挟んで1001円と999円でにらみ合う形です。
この場合、999円に指値を入れたとしても、999円で売っても良いという人が現れない限り決済されません。
 
成買の場合は1001円の板に注文を当てることになるため、1001円ですぐに決済され、株を取得することができます。
 
1単元は100株の事が多いので、100株買う場合は成買の場合は100,100円、指値で999円で買えた場合は99,000円で買える事になるので、その差は200円。
1000株を買うと成買:1,001,000円、999円の指値:909,000円なので、その差は2000円です。
 
成売の場合はこの逆という事ですね。
 
この200円、2,000円といった差をそこまで気にするべきでしょうか?
 
「指値注文でなかなか買えない。」
「待っていたら値段がどんどん株価が上がって買うタイミングを逃した。」
 
という経験をした事がある人はたくさんいると思います。
 

機会損失を意識しよう!

上記のケースで考えるべきは「機会損失」というキーワードです。
指値がなかなかささらず時間を無駄にすることも多いですし、今から上がると読んでいた株なのに誤差ともいえるべき株価の差を損に感じて買えないというのは非常にもったいないです。
 
また、下落局面で指値で売ろうとしてもささらずにドンドン下がっていき損失が拡大するパターンも多いです。
成売ならすぐに逃げられます。
 
株は瞬発力、一瞬の判断が大事で、迷いは致命傷にもなりかねません。
株の初心者で指値注文しかした事のない方は、ぜひ「機会損失」という言葉を意識して、成買・成売にチャレンジしてみて頂きたいと思います。
 

指値注文が負けの元になりやすい理由

1:AIに狙われ、思うツボの結果に

まず、指値注文というものは、板に金額と注文数量が並ぶので、誰からも丸見えです。
 

  • この金額で買いたいです!
  • この金額で売りたいです!

 
とバカ正直に手を挙げて並んでいる状態なので、機関投資家、AIアルゴリズムに狙われ格好の餌食にされてしまいます。
 
上昇局面で、個人投資家が1,050円で売りたいと大量に並んでいる状態があれば、AIは1049円などギリギリまで上がったところで一気に売り崩し、株価を下げて狼狽売りを誘います。
1000円に個人投資家が意識する支持線があれば、995円あたりまで下げてロスカットやさらなる狼狽売りを誘います。
 
そして、誰も売る人が出なくなったら(AIが個人投資家を焼くという表現が使われたりします)、今度は安値になった株を買い集め、価格を上げて大きな利益を出します。
 
指値注文はポーカー等のトランプで言うと、自分の手札を全て見せながらトレードしているようなもので、高度なAIプログラムの思うツボの結果になってしまいます。
 

2:値頃買いをしたつもりが下落に巻き込まれただけ

株の初心者には、株価がここまで下がってきたら買おうという待ち構えの指値注文を入れる人も多いです。
これは逆張りという手法で、国民性の差なのかわかりませんが、外国人は順張り、日本人は逆張りを好む傾向があるそうです。
 
ですが、下がってきたらお買い得だから買うという指値の入れ方は、大きな下落局面に巻き込まれただけという結果になることも多いです。
 
上級者であれば、下がってきてもここで反発するという読みで、逆張りする事もありますが、指値で待つのではなく、反発を確認してからの成買です。
値ごろ買いではなく、上がるから買うのです。
 
支持線も絶対的な根拠ではないので、指値ではなく、反発を確認してから確信を持って瞬発力で飛び乗る。
 
売るときも%などでは決めず、板の動きをしっかり見て、反発での上昇トレンドが崩れたら利確する。
こういったやり方が勝てるデイトレーダーのやり方です。
 

まとめ

指値中心の取引を卒業し、成買・成売、寄り成などの注文のトレード経験を増やしていくと一気に勝ちやすくなったという人も多いです。
指値がどういう性質のものか?という事をしっかり理解して、使い分けていくことが大切です。