株の初心者はなぜ高値づかみするのか?改善のために、高値づかみあるある7パターンをご紹介

「なんで自分が株を買ったらいつも下がるの・・・(泣)」という悩みを持っている株初心者の方は多いと思います。

個人投資家の95%が負けていると言われる中で、初心者が株取引から退場してしまう原因のほとんどが「高値づかみ」です。

株が塩漬けになる原因も高値づかみが元になっているので、株初心者が株で生き残るためには「高値づかみ癖」を改善する事が近道といえます。

というわけで、今回は「株の初心者はなぜ高値づかみするのか?」をテーマに、高値づかみのあるあるパターンをご紹介していきたいと思います。

 

株の初心者が「高値づかみ」する7つのあるあるパターン

1.好材料のニュース翌日にエントリーし大陰線

個人投資家が誰もが飛びつく好材料のニュース。これに乗ってしまうのは非常に危険です。

別の記事でも紹介していますが、株式市場は個人投資家が損をすれば機関投資家が儲かるという原理で動いています。

そして、機関投資家のトレードは、人による直接売買ではなく、AIのプログラムによる自動取引です。

AIは個人投資家が群がると、見せ板や売り攻勢を仕掛けて、個人投資家を損させにかかります。

好材料のニュースが出た翌日に安易に飛び乗ると、大陰線に巻き込まれるリスクがあるため注意が必要です。

 

2.好決算に飛び乗り大陰線

これも1と同じです。決算発表が良かったのに個人投資家が群がっているという理由でAIに大陰線で叩き落されるというケースが非常に増えています。

一旦下がって個人投資家が損をして逃げ出してから、機関投資家が買って株価が上がるという流れになります。

 

また、決算後に株価が下落するパターンはAIによる「ふるい落とし」だけではなく、好決算が予め予想され「株価に織り込み済み」だったというパターンもあります。

 

株は半年先、1年先、もしくはそれ以上の企業価値を反映して値がついているため、純利益20%アップの決算発表があったとしても、市場が純利益40%アップを予測していたとしていたら、どうでしょう?

この場合、期待の半分ということになるため、決算発表後に一気に下るわけです。

 

3.ストップ高銘柄に翌日から入り大陰線

ストップ高になった銘柄は、WEBサイトの上昇率ランキングにも出てくるため、多くの注目を集めます。

注目が集まる=個人投資家が群がるという事を意味するので、これもAIに狙われやすい危険なパターンです。

 

寄り付きから大陰線で個人投資家が逃げ出してから始めて上昇するなど、最初にふるい落としを仕掛けるケースもおおいですね。

 

  • 株の中級者以上なら、デイトレードで上ヒゲだけ狙って早めに利確
  • 陰線を叩いてから板読みでトレンド転換してからエントリー

 

といった対応を取れますが、初心者の方の場合は、柔軟な対応が難しいと思うので、ストップ高銘柄には安易にエントリーしない方が良いと思います。

 

4.ギャップアップなのに飛び乗り大陰線

1〜3に共通する事は、好材料・好決算・ストップ高の翌日はギャップアップ(前日の終値よりも高い始値)でスタートする事が多いですよね。

株には前日の終値を基準にした株価によって制限値幅が存在します。

 

前日の終値が1000円で、好決算が出て当日は1250円から始まったとします。

この場合の制限値幅は700円〜1300円です。

 

決算時込みをして前日に買っている人は大きな利益が取れますが、ギャップアップ当日から入るのはどうでしょうか?

 

1250円から上がるとしても、後50円の値幅しかありません。

100株で考えても5000円の利益しかありません。

 

一方、下がった場合は700円まで550円の値幅があるわけです。

万が一1250円でエントリーして700円まで下がったら、100株で考えると55,000円の損失です。

 

これはリスクの方が圧倒的に高い、避けるべき勝負です。

 

5.寄り付きの変動が怖くて値動きが落ち着いたタイミングで買って陰線

株のデイトレードをする人は、値動きが激しい程、利益が取りやすいという話をします。

一方、株初心者の方は「値動きが激しい=怖い」という感覚を持つと思います。

 

ですので、初心者の方は値動きが激しい9時〜10時は怖くて入れず、値動きが落ち着いた10時を過ぎてからエントリーするという人も多いようです。

 

ですが、10時を過ぎると出来高も減少し、上昇の勢いを失って下落に転じる株も多いです。

9時〜10時に調子が良かった株だからといって、10時以降に安易にエントリーするのは危険です。

 

6.指値でなかなか約定せず高値を追って買ってしまう

株初心者の方は、指値を使って注文する傾向が非常に強いです。

指値注文の場合、良い株を見つけても買いたい金額でなかなか約定せず、どんどん値段が上がっていってしまう。

 

それに合わせて、指値の金額を上げていき、結果的に高値で買ってしまった。

こういう経験がある方は非常に多いと思います。筆者も昔はよく失敗しました。

 

7.利確(売るタイミング)を逃して含み損に転落

利確のポイント、売るタイミングが難しいという問題は初心者の方に限った話ではありません。

せっかく利益が出ていたのに、まだまだ上がるんじゃないか?と保有を続けたら、一気に下がり出して含み損に転落というケースもあると思います。

これに関しては、板読みも必要になってきますが、利確がうまくなるというのも、株初心者を卒業するためには必要です。

 

高値づかみ癖を治す・改善するためにはどうすればよいのか?

1.好材料に安易に飛びつかない

まずは、機関投資家やAIの存在を理解し、好材料に安易に飛び乗らないという事が大切です。

これができると、逆に好材料後に大きく下がって、みんなが逃げたタイミングで買い挑んで、利益をあげるという事も可能になります。

 

2.リスクリワードを意識してギャップアップに飛び乗らない

リスクリワードとは、リスクに対してどれだけのリワード(報酬)が見込めるか?という意味で、あるあるパターンの4で書いた内容そのままです。

制限値幅700円〜1300円の状態で、1250円にギャップアップして始まった株は、リスクリワードが低いという事になります。

 

逆に好材料が出たのにニューヨークダウの下落の影響で、ほとんどギャップアップしなかった、もしくは軽いギャップダウンで始まった好材料銘柄はリスクリワードが高いといえます。

 

狙っている株がギャップアップで始まった(or 始まりそうな)場合、勢いがある!!と考えるのではなく、リスクリワード的にエントリーすべきか?という視点を持って頂ければと思います。

 

3.成行注文を覚え、寄成エントリーの練習をする

成行注文に慣れるのは簡単です。

最初は1tick分の値幅を損したと感じるかもしれませんが、続けていくと好きなタイミングで買えて、好きなタイミングで売れるという事がどれだけ重要かという事に気づくと思います。

 

デイトレードで、板読みに自信がない、寄り付き後の値動きにうまく対応できないという方は、寄成注文でのエントリーを練習してみて下さい。

勢いのある株は、結果的に上ヒゲになるとしても寄成からの上昇分だけで十分利益が出せます。

 

寄成エントリーで9時半、10時までには利確してトレードを終えてしまう。

前まで買っていた時間にはもう取引を終えている。

 

デイトレードの場合は、そんなトレードを目指したほうがシンプルに勝ちやすくなります。

 

4.売りも%ルールなどでの指値は使わず成売で

成行注文については、売りの場合も成売を覚えましょう。

株初心者の方は、1000円で買った株を5%上がった1050円で売ろう!等と%ルールで指値、もしくは逆指値で売ろうとする方が多いのですが、このやり方はAIに狙われやすく非常に危険です。

 

他の個人投資家が同じように考え、1050円に売りの指値が沢山たまっていたら、ギリギリの1049円から一気に下落で転じる。

AIはそういった理不尽な動きを平気で作ってきます。

 

利確のポイントは、一番は板の動きを見て判断するのが一番ですが、分足チャートを確認して、押し目のラインを割って下落トレンドに転じたタイミング等、状況に判断し、成売りで即座にエグジットするやり方が良いと思います。

 

5.まずはいくつかの銘柄で板読みの練習をする

板読みができなくても、株で勝つことはできます。

ですが、デイトレードの方は板読みの練習が必要不可欠です。

特にエントリーや利確のポイントの精度を高めるために重要ですので、少しでも負けにくく、少しでも利益を伸ばせるようにトレーニングを積みましょう。

 

なお、銘柄によってクセがあったりするので、1つだけではなく、複数の銘柄で板読みの練習をして下さい。

銘柄ごとの値動きの特徴を掴んで、得意銘柄を作る事にも繋がります。

 

まとめ

株初心者が市場で生き残るには「高値づかみ癖」を治す必要があります。

板読みがすぐには出来なくても、「好材料に安易に飛びつかない」「指値を卒業して成行注文を覚える」

この2つを徹底してトレーニングしてみてください。

それだけでも大きく変わるはずです♪