大塚家具【8186】の値動きから学ぶ機関投資家の売り崩し・揺さぶりについて

以前から今後は買い一択としてご紹介していた大塚家具【8186】ですが、2021年3月11日に発表した第3四半期決算では売上高199億8400万円と、7年ぶりの増収(前年同期間比3%増)となりました。

着実に黒字化に向かっている状態です。

ですが、決算発表の翌日は株価を下げました。

今回はこの値動きから機関投資家の売り崩し・揺さぶりについて学んでいきましょう。

 

2021年4月期:第3四半期の決算の数字は

大塚家具が発表したのは通期19億円の赤字、直近3ヶ月の四半期は6億円の赤字でした。

通期も赤字で、直近の数字も赤字。

一見すると、好材料には見えませんよね。

 

評価損を計上していなければ、ほぼプラマイゼロ

大塚家具は今回の決算に約6億円「たな卸資産評価損の計上」をしています。

今後の展開や来季の黒字化を見据えて、長期滞留在庫を処分したもので、あえて今回の決算中に膿みを出したような感じです。

 

第三四半期は6億円の赤字なので、この評価損を計上していなければ、ほぼプラマイゼロ。

実際には毎回、赤字続きだったのが、徐々に黒字に転換しようとしている良い数字ということなんです。

 

大塚家具の決算発表後の株価の動きは?

決算発表の翌日、2021年3月12日(金)は前日終値242円からギャップダウンし、始値234円→終値228円という陰線になりました。

 

そして、2021年3月15日(月)には始値240円のギャップアップスタート、一時は270円を突破する動きを見せたものの上ヒゲを作り終値は260円となりました。

 

そして3月16日(火)の本日は始値263円のギャップアップスタート、終値288円。

2日連続の大陽線となりました。

 

つまり、2021年3月12日(金)に売った人は負け組ということになります。

 

なぜ、このような動きになった?

この大塚家具の決算発表後の値動きは

 

1:勉強不足の人にはただの赤字・悪材料に見える

2:決算発表翌日が手仕舞い売りが増える金曜日だった

 

という2つの要素を考えると、売り圧力をかければビビって手放す個人投資家が出てくると予想できる状況でした。

 

実際に決算翌日は寄り付き前から板に売り圧力がかかり、ギャップダウンスタート。

この状況に腰が引けた個人投資家がせっかくこれから期待できる大塚家具の株を手放してしまったという訳です。

 

いわゆる「ふるい落とし」というやつですね。

 

このように、心理的に揺さぶりをかけやすい条件がそろうと、機関投資家・AIが売り圧力をかけてきやすいので、経験があれば金曜日は一旦下がるだろうな・・と冷静に予想することができます。

 

今回のふるい落としはごく軽いレベル

大塚家具の例を見てきましたが、今回のふるい落としはごく軽いレベルになります。

今回、金曜日に売ってしまった人はホールド力が弱すぎる、勉強不足という他ありません。

 

決算翌日のふるい落としは、さらに激しいものが沢山あるので、ぜひ覚えておいてください。

大塚家具のケースでも、決算前の仕込みで事前にもっと株価が上がっていれば、より激しい揺さぶりがあったと思います。

 

期待値が高く個人投資家が群がっている株ほど、好決算の翌日にAIは揺さぶり売りで陰線を作ってきます。

 

ホルダーの方は、下がっても一時的と判断しホールド、もしくは買い増し。

新規エントリーは陰線で損をした個人投資家が出たことを確認してからのエントリー。

 

決算前の株価の動きでパターンが分かれますが、決算発表後の値動きのよくあるパターンを理解しておけば、利益を出しやすくなります。

 

機関投資家、AIに負けないように勉強を続けていきましょう!